色々なワインと出会えることがワイン選びの楽しみです。
そんなワイン選びの最中にセールになっているワインを発見してついつい衝動買いをしました。
正直なところセールになるくらいだしハズレかもなーなんて軽い気持ちでギャンブル的に購入したのです。
しかし、これを飲んだ時にはっきりと「衝撃」というものを感じました。
今回はそんなワインを紹介します。
魅惑のワイン
※ラベル汚しちゃった画像でごめんなさい
シャトー・エルヴェ・ラロック 2006
- 品種:メルロー65%、カベルネフラン20%、カベルネソーヴィニヨン10%、マルベック5%
- 産地:フランス
- 地方:ボルドー フロンサック
- 価格:2,980円(セールで1980円でした)
抜栓して最初に匂いをかいだ時に「なんだこれは?」と今までかいだ事のない複雑な香りがしました。
そして、一口飲んだ時に複雑に絡み合ったその味に困惑を覚えました。
しかし、次の瞬間その紐がほどけていくかのように様々な味と香りが通りぬけていき、最後は木のような落ち着いた香りが余韻として残ります。
フランスワインはその複雑な味わいが好きで選んで飲んでいましたが、ここまで複雑な味と香りは初めての経験でした。
その感覚に一瞬で虜になってしまい、テイスティングのつもりがどんどん飲み進めてしまったほどです。
魅惑のマリアージュ
今回合わせたのはすき焼きでした。
※写真撮り忘れたのでイメージ画像でごめんなさい
え?そんな和食で?と思うかもしれませんが意外と和食とも合うのがワインの魅力の一つなのです。
すき焼きは味が濃い目な上に牛肉のためワインもそれに負けない味と香りが必要になります。
その点このワインはメルロー主体にしては濃い味なので負けることなくとても良い感じにマリアージュしてくれました。
口に広がるすき焼きの香りと混ざると香りが旨みに変化してより濃厚な味わいとなって通り抜けていきます。
特に牛肉との絡みが素晴らしく、おそらく5%だけ入っているマルベックが牛肉との橋渡しをしてくれているのではないかと思います。
最後に
僕はワインは食事と一緒に楽しむものというモットーでワインと向き合っていました。
しかし、このワインを飲むことによって世の中には「飲むだけで楽しめるワイン」があることを知りました。
もしかしたらお高いワインなんかはそうやって楽しめる味と香りなのかもしれませんがウン万円出して飲むのは無理!
そこでこのワインは定価3000円ちょいで非常に高品質な味と香りを楽しめてとても価値のある一本だと思います。
なんか食事なしで美味しく飲み続けられるワインがないかな〜なんて思う時にはうってつけですのでお試しあれ!
ちなみにこのワインは僕のお気に入り「ヴィノスやまざき」さんで売ってますよ。
[追記]
次に紹介するのは「とんかつ×ロゼワイン」!
ピンク色の豚肉とロゼの見事なマリアージュを紹介しています。
それではこのへんで。 ごきげんよう〜。