ごきげんいかが?こーちです。
「最速」
かっこいい響きですよね。
今回はサメ界の最速がよく伝わる動画を紹介したいと思います。
今日のシャークアタック
※ショッキングなシーンは全くありません
見えました?見えましたよね?
シャークアタックって程近づいてなくて逃げちゃいましたけど。
その逃げっぷりがこの動画の見どころなんですよ!
何がすごいってこの逃げる時の加速です。
よく考えてみて下さい。水中でこの加速ですよ!?
まるで早送りしたような動きに度肝を抜かれるのです。
スピードキング「アオザメ」
このサメは「アオザメ」と言います。
深い海の青に映える背中の青色がその名の由来とも言われています。
※ただ、もっとも青く美しい色を持つのはヨシキリザメという話もあるので定かではありません。
サメの中で最速の遊泳速度を誇り、スポーツフィッシングなどで針にかかるとそのスピードから水上に数メートル跳ね上がるほどです。
船の上まで跳ね上がってきたという話もあるくらいです。
このサメは前回の記事のヨゴレと同じく外洋性のサメのため、海水浴で出会うことはまずありません。
しかし、やはり海の砂漠である外洋に生きるために狙った獲物は逃しません。
ただ、ヨゴレと違う点は高速で泳げるため執拗に追い回すことはしません。
動画でも見られるように撮影者の声や仕草などを感じてすぐに逃げています。
ここで大きくて武器を持った相手と戦わなくてもエサにありつける才能を持つ者の余裕を感じます。
その姿も特徴的でスピードを出すために全てを削ぎ落としたようなシャープな鼻先から尾ビレまでのラインは惚れ惚れするほど美しいのです。
まさに機能美ですね。
サメ界のイケメン、もしくは美女なのですよ。
ちなみにアオザメの歯は尖った釘のような形をしていてます。
これはイカなどヌルヌルした獲物を逃がさず食べるのに適した歯の形となっています。
イカとか意外ですよね。
ホホジロザメのようなノコギリ状の歯は肉を噛み切るようにできていたり、イタチザメの歯は海ガメを甲羅ごと噛み砕くような形になっていたりで食べるものによって歯の形状が異なるのは興味深い点です。
動画解析
そこそこの沖合だと思いますが、いかにもサメが現れそうな海中の濁り具合ですね。
透明度の低い状態の海は、生き物の微弱な電気信号を敏感に感じ取れるサメにとっては有利な環境ですのでシャークアタックが発生する確立が高まるのです。
そして藻のようなものが浮いています。
こういう下には小型の魚が群がり、それを食べに中型の魚が、そしてサメがやってくるという連鎖を引き起こします。
この動画でもそうやって現れたアオザメだったのかもしれません。
対処法を模索してみる
海中の濁り具合と藻の存在からサメが現れる可能性を考える必要があります。
まずはこの藻から離れるべきです。
サメだけではなくクラゲもいるかもしれないですし。
ただ、沖合でその他の予兆を読み取るのは難しいので周りを確認しながら泳ぐのが良いでしょう。
しかし不運にもサメに遭遇してしまってさらに向かって来たらこの動画のように大声と動きでまずは威嚇することです。
ヨゴレでなければ逃げてくれる可能性が高いはずです。
シャークアタックの動画で圧倒的に多いのは今回の動画でもやっているスピアフィッシング(水中銃や銛で魚を捕らえるスポーツ)の最中の出来事です。
スピアフィッシングをするにはサメが付き物だと考えてサメの種類を見分けるスキルを持つことを僕はおすすめしたいです。
最後に
一般的に知名度が低いアオザメですが、フォルムは美しい流線型の超イカすサメなのです。
サメ界最速とかゾクゾクするでしょ?
それに外洋性のサメで飼育できないため、あまり生態が解明されていないところもミステリアスでいいんですよね〜。
僕としては今、一番おすすめしたいサメなんですよ!
あ、でもひと昔前にディープブルーというサメ映画では脳を肥大化させたアオザメって設定だったけど、どう見てもホホジロザメなんだよなぁ。。。
アオザメの美しさが表現される作品が出てくることを心待ちにしています。
それではこの辺で。
シャークにさわったらごめんあそばせ。
ごきげんよう。